キシネオ/キシネオテープ
 

キネシオテーピングに使用するテープは「キネシオテープ」と呼ばれ、一定の伸縮性と、カラダにフィットする粘着性があります。このテープの伸縮率は筋肉(皮膚)のそれと同じ30〜40%に設計されていますので、別名「人工筋肉テープ」とも呼ばれます。
キネシオテープを貼ると、体内に隙間ができてリンパ液の流れが良くなります。そのことで新陳代謝がよくなり、人間本来の自然治癒力が高まります。貼るだけで筋肉の痛みや凝り、怪我・手術後の内出血を早く改善することができます。
また、リンパ液だけでなく、血液の流れも良くなります。血行が良くなると、酸素

も栄養も体の隅々に行き渡るようになり、疲労の回復も早くなります。とくに痛んだり腫れたりしてなくても、ちょっとだるい時、疲れが取れない時、また、冷え性でお悩みの方にも効果的です。スポーツや仕事の種類などによっては、特定の筋肉を酷使する場合があります。そういった筋肉は障害が発生しやすい箇所でもあります。事前にキネシオテープを貼っておくと障害発生の予防に役立ちます。キネシオテープは筋肉(皮膚)とほぼ同じ伸縮性があり、 貼ったままカラダを自然に動かすことができますので普段の生活に支障が及びません。リハビリに、なかなか時間が取れない場合、キネシオテープなら貼るだけで効果がありますので、無意識のうちにリハビリができます。

このウェーブがキネシオテックスの秘密です

キネシオ | キネシオテープの貼り方

肩の貼り方

@ 【棘上筋テープ】
テープを肩甲骨にそって三角筋まで貼る。
A 【上腕三頭筋テープ】
腕を上げ、肘を内側に曲げた状態で行う。Y字テープの基部を肘頭のやや先(手首より)に固定し、上腕の下側にそって張っていき、腕の付け根から一方は背骨へ、もう一方は肩甲骨の下を通り骨盤に向かって貼る。
B 【三角筋(前部)テープ】
Y字テープの基部を肩の盛り上がる部分の下に固定し、肩の前部を包むように貼る。

腰の貼り方
@ 椅子に座った状態で行う。Y字テープの基部を仙骨(左右の骨盤の間にある逆三角形の骨)の上に固定する。 A 前屈させて腰を伸ばした状態で行う。Y字テープの一端を背骨の横に沿って肩甲骨の下まで貼る。 B もう一端も背骨の反対側に同様に貼る。 C 完成
膝の貼り方
@ 身体を寝かせた状態が行いやすい。膝は楽に伸ばす。長めのY字テープ(切れ込みは膝ま皿を包める程度。10cm〜15cm)の基部をもも外側丈夫に固定。 A 膝を曲げながら貼っていき、Y字テープの部分の片側を膝の皿の横から包み込むように貼る。 B 反対側も同じように貼り、末端を膝の皿のしたで重ねる。 C 完成
足がつりそうな時、つってしまった時の貼り方
@ うつ伏せで膝を折った状態で始める。アキレス腱を伸ばす。Y字テープの基部をかかとの裏に固定する。 A アキレス腱部に貼ったら膝を伸ばした状態にする。Y字テープの一方をふくらはぎに沿って膝裏まで包み込むように貼る。 B 反対側も同様に行う。 C 完成
足裏の疲労回復の貼り方

@ うつ伏せになり、足の指を伸ばした状態で行う。熊手状(この場合は4つの切れ目)にしたテープの基部をかかとに貼る。 A 切ったテープを一本ずつかかとから指に向かって貼っていく。指を伸ばすようにする。 B 完成。テープの間隔は均等に。

キネシオ | キネシオテープ使用上の注意点

 1. 貼る場所の皮膚をきれいにする。
 2. 痛みがある場所(テープを貼る部位)の筋・皮膚を最大限にストレッチ(伸ばした状態)する。
 3. テープは基本的に引っ張らないで貼る。
 4. 貼ったまま入浴できるが、入浴後はタオルでよく水分をとる。
 5. 日常生活では2、3日貼ったままでもかまわないが、運動後は汗の塩分が残るので入浴するか、剥がす。
 6. 万一、かゆみがでたり痛みが増した場合には使用をすぐに中止する。
 7. 剥がす際には、皮膚を押さえながら皮膚にそって剥がす。
 8. 疲れやすい、あるいは痙攣を起こしやすい場所は運動前に貼る。
 9. コンタクトプレーが多いスポーツなどではスポーツテープと併用すると効果的。
10. 筋膜のズレを調整して関節のズレを治す場合には、テープを引っ張りながら貼る。
11. 筋の形にそって貼る。

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